Tensioner Pulley Bearing 2005/02/02  2006/02/04 Updated   English page    Related Vortex forum
寒波の襲来で冷え込んだこの2日目の朝、渋滞が予想されたので早めに家を出ようとしたらエンジンルームから怪しげな音が・・・慌ててエンジンルームをチェックするとベルトテンショナープーリーのベアリングが逝ってました。慌てず騒がず音は無視して会社へ!遅刻するわけにはいかないのでね。       

とりあえず、会社の取引先にベアリング屋さんの場所を聞いて買いに行くことに。ところが欲しいベアリングが無かったので範用品で当面はごまかすことに・・・でないと家に帰れないし。

デジカメがおいちゃんの1.5時間の労働を記録した写真を喰っちまったので最撮影したため、違う品番ですが・・・

買ったのはNTNの6203LLBC3という型番でラバー一体成型スチールシールの比接触高速型
350円
これがVR6のベルトテンショナーです。手前のへんてこりんなのは後付けのフューエル・プレッシャーレギュレーターです。無視してね。

先ず、M8x40mm程度のボルトを用意してテンショナーのブラケットに付いているネジ穴へねじ込んでテンションを開放します。

ここで気を付けるのは長いボルトを締めすぎると簡単にケースが割れます。
おいちゃんの古いテンショナーは某ディーラーが割ってしまってベルトを交換する時に苦労しました。

次にプーリーの締め付けボルトを外すのですが逆ネジになっているので時計方向に回して緩めます。
取り外し後、この写真ではベルトがとどまっていますが出来れば紐で吊るしておいた方がベストです。

ベルトが下へ落ちてクランクプーリーから外れるとはめにくいですよ。

外したプーリー。

この写真はベアリングとプラスティックのプーリーとの嵌め合いの状況です。圧入と思っていたら一体成型のようで表も裏もベアリングにプラスティックが被っています。

これではベアリングが抜けません。

ベアリングはNTN 6203LLH
そこでカッターナイフの裏側を使ってベアリングに被ったプラスティックを削ります。

判りますか?
ベアリングのアウターレースの外側が見える程度まで削ってベアリングをスライドできるようにします。

そしてベアリングを抜きます。

ボックスレンチと適度な大きさのワッシャーを用意してバイスにはさみます。

プーリーが割れないように木の板等を使って養生。

そして慎重に慎重にプレス、プレス。

ここまで抜ければもう少し!

ベアリングが抜けました。

見たら判るか?(笑)

削ったところのクローズアップ。

下側が反対側の被りの部分。
1.5mm程度です。

サイドシールを外してみると・・・・

グリスは何処?

手で回してみるとガリガリでした。

今度はベアリングの挿入です。

抜く時も同様ですがベアリングのアウターとインナーに均等に力が加わるようにプレスしないとラジアル・ベアリングにスラスト方向の大きな力を加えると壊れます。

この様にベアリングの大きさに合ったワッシャー等をあてがってプレスしてください。

バイスにはさんでベアリングが真っ直ぐプーリーに入っているかを確認しながら挿入してください。

ベアリングは一番奥に入りきるまでプレス。

今回は使いませんでしたがLOCTITE641を使った方が安心できるかも?

ベアリングが抜け出ると恐ろしいことに・・・


抜き変え完了です。

NTNの6203LLBC3というベアリングはサイドシールとインナーレースに隙間があり防塵性と防水性が純正に付いているLLHと比べると少し劣ります。
高速性は一番良いのでエンジンをアホほど回すおいちゃんには良いかもしれません。

しかし、翌日外してみるとシールにグリスが・・・・

LLHをベアリング屋さんに注文してみましたが特注になるとのことで断念。
他社メーカーで探すかな?

左が前期型のプーリーボルトで17mmです。
右は以前交換した今付いているプーリーボルトで15mmです。

前期の方が作りは良いです。

15mmでは合う工具が・・・・

これがベルト・テンショナーAssyです。
Parts # 021 145 099
1999/7の時点で21,700円でした。現在は?下がることは無いと思いますが・・・

通常はベアリング交換ではなくこのテンショナー毎の交換となります。

ベアリングだけでなくベルトへテンションを掛けるスプリングも劣化するのでAssy交換をお勧めします。

おいちゃんは家に帰れないのでベアリングを交換しただけ!
2006/02/04

一年しか経ってないのに・・・・

少し乾いた音が出だしたので再度シールを開けてみると・・・・

グリースが何処かへ・・・・・怒!

ベアリングは安いもんですがグリース再充填でごまかしました。汗!


注意!
今回紹介した荒業はベアリングがメーカー指定品とは違いますのでこのテンショナーへ使った場合の耐久性等が判りません。もし、ベアリングの焼き付き等が発生すると大きな事故につながりますので皆さんは決して真似をしないで下さい。






Back